今更、書籍せどり

今更、書籍せどりを始めた30代男の日記です。
Amazon、メルカリメインで活動中

書籍せどり 第2回 仕入れ基準 ランキング編

前回記事にて仕入れ基準の価格をご紹介しました。



今回は、Amazonランキングのお話しをさせて頂こうと思います。


基本的に、書籍せどりにおいての価格決定は商品の売れ時を把握することが最も大事な
要素かと考えています。


少し書籍売れ時の特性を分類すると


①定番、鉄板商品
・いわゆる回転本。全世界的に読まれていて著作権が有効な名著で出版元が限られいる
・Amazonランキング:1000位~5000位(目安)
・例)7つの習慣、夜と霧など
・適当価格での販売までの期間:0日~7日
・販売適応時期:いつでも


とにかく即売れするものですね。コンディションが「良い」で最安値ならばまず間違いなく売れ残ることはありません。ただし、その分中古書籍取り扱い店舗での価格もそれなりの場合が多く流通量の割には仕入れする機会は多くはないです。


こういった回転本は私も積極的に仕入れしています。
というのもAmazonプライム最安値と自己出品最安値が大幅に離れている場合もあり
FBAを利用している私にはそこそこの価格設定を行え利益もそこそこ期待出きるからです。
これは、FBAでの出品者<Amazonプライムで購入する利用者
という状況のため起こることになります。もちろんその原因は絶大なる販売量ですね。


7つの習慣に関しては完訳版が出ましたが旧版もFBAであれば、コンディション次第で1000円前後で売れます


7つの習慣-成功には原則があった!

新品価格
¥1,743から
(2017/8/7 12:55時点)



②人気商品
・出版時期が最近(2年以内)
・Amazonランキング:1位~20万位
・例)1.有名経営者の経済・経営本:中沢 康彦様(星野リゾート)稲盛会長 など
 例)2.有名作家の最新作:京極夏彦様、伊坂 幸太郎様 など
 例)3.有名人(芸能関係・スポーツ関係など)の書籍:池上彰様、錦織圭様 など
 例)4.テレビ紹介本(健康本、整理整頓や掃除などの生活本)
 例)5.旅行雑誌、趣味雑誌
 例)人気の高校受験、大学受験参考書、TOEIC関連
・適当価格での販売までの機関:30日ほど
・販売適応時期:出来るだけ早く


少し幅を広くしすぎました・・・・(笑
こちらの商品群はとにかくランキングと最安値価格が重要です。
仕入れする際にサーチツールで確認が必要。もちろん、かなりの量が古本市場に流通するため近日で仕入れていてサーチの必要無しなケースもありますが
基本的には確認しています。


販売価格については、最高値で販売すると考えると著者の新著が発売する時まで待ったりTVに著者が出演したり紹介されたりするタイミングを狙うことも出来ますが、割に合いません。
比較的綺麗な状態で流通するため、コンディションで他の出品者様と差別化することも難しいため(付属品付きを除く)出来るだけ同コンディションでの最安値で販売しています。



③一定数の需要がある商品
・流行とは別に読み手の需要が常に生まれる書籍。絶版本などで定価越え多数
・Amazonランキング:20万位~100万位
・例)宗教関連本、特殊技術本、楽譜やバンドスコア など
・適当価格での販売期間:半年
・販売適応時期:価格改定をせず、売れる価格で出品


少し長い期間での販売を目指す商品群です。
確実に売れるものだと判断したとしても実際には売れるまでにかなりの時間がかかる場合があるので十分に利益を取れるもののみを仕入れするようにしています。
FBA利用の場合には在庫管理での費用も考えないといけませんしね。


宗教関連では名著と言われるものでも三大宗教(仏教・イスラム教・キリスト教)のオーソドックスな書籍だとあまり利益の取れないものもありそこまで期待出来ません。
神智学や密教など一般人には少し特殊な書籍が利益が取れることが多いものです。
基本的にはランキングはあくまで参考に可能ならサーチ時にMONORATE様などで過去の販売価格と販売数を見て仕入れをします


特殊技術本とは、同時通訳や無線などの10人に1人が興味を持つような書籍です。
こちらは書籍の種類の絶対数が少ないうえに基本的に既に技術を習得した方から
「この書籍を使用して勉強しました」「この書籍以外は為にならなかった」などを伝えられている場合が多く指名買いやレビュー重視が主です。
そのため、改訂版などが出版されない限りは確実に販売出来る書籍が多いです。
しかし、こちらもランキングではなくサーチ時にMONORATE様などで過去の販売価格と販売数を見て仕入れをします。
要注意は極端に価格が高いもの。自動購入ツールで誤購入をさせるため、出品と購入を同じ人間が行い販売実績を作る場合があります。


楽譜や、バンドスコアには定番商品もあり常に回転し続けるもの教材使用され春先に価格が高騰するものもありますが、基本的には価格の変動があまりなく適当販売価格が決まっています。ただ、バンドスコアは緩やかに下降する場合が多いので特殊なことがない限り早めに売り切ることにしています。


この商品群の取り扱い、または知識量などが副業での中古書籍せどりにおいては重要だと思います。


④流通量が極端に少ないが需要が全くないわけではない商品


・発行部数が少ないのか需要がないのかとにかくランキングが低い商品
・Amazonランキング:100万位~200万位
・例)画集、詩集、写真集 など
・適当価格での販売期間:不明
・販売適応時期:不明


とにかくこの商品群は慎重に仕入れをします。100円位で仕入れ出来るなら試しに仕入れしてみてます。500円以上だと少し考えます。1000円以上なら慎重に考えます。


画集に関しては、書籍によっては問題なく仕入れ出来ると思います
例えば都庁などの設計者、丹下健三様の


丹下健三

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¥108,000から
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などは適当価格なら絶対に売れます。

こちらがAmazonランキングが100万位になったりするのはあくまで、販売価格が高すぎて本当に必要な方しか購入しないからでしょう。
しかし、確実に売れる。こういった書籍が多数ありますからとにかくサーチ&MONORATE様での確認はしておくべきです。


詩集は、売れる書籍もありますが滅多に流通しませんしあまり気にしなくてもいいとは思います。
しかし、作詞家の方が出している詩集などはその方が故人となられた時などにプレ値化します。不謹慎な話ではありますが、そういった販売時期を考えて仕入れすることは出来ます。


ここでいう写真集はAmazonランキングが低いというよりは、そもそも販売カタログが存在しないものがあります。こちらは児童ポルノ法などの関係もあり以前は販売出来たが今は販売出来ないものがあるということです。


しかし、需要は確実にありヤフオクやフリマアプリなどで販売することは可能です。
ただし、児童ポルノ法の運用次第ではありますが、こういった商品を取り扱うことはリスクがあります。古物商の関係もありリスクのある書籍は私は取り扱いはしていません。






⑤国家資格・国家試験の参考書、赤本


・確実に需要がある参考書、人気大学または発行数少ない、掲載年数少ない赤本
・例)施工管理技士関連、明治大学、国立大学
・適当価格での販売期間:1年
・販売適応時期:試験日から逆算して90日~30日


確実な需要があり、確実に販売チャンスがあります。そのため確実に販売したい商品群になります。
国家資格・国家試験の参考書は例年改定される書籍もありますがニッチなものになればなるほど、技術革新の少ないものほど改定されなく出版年度が古くても十分販売出来るものがあります。どういった業種が改定されにくいのかはまた、別記事でまとめさせて頂きます。



赤本に関しては、まず、FBAで同コンディションの最安値を維持すればほぼ販売出来ます
。そのため、仕入れ時に注意することは
 1.書き込みやマーキングされいないか
 2.試験年数+掲載年数が本年度の試験年数以内か
 3.いい言い方ではありませんが偏差値が高い大学か


まずは、この3点を見極めてからサーチ
 1.こちらは当たり前ですが、筆圧が軽くシャープペンシルなら消すことも可能なので程度によりますが書き込みが多いようなら見合わせます


 2.よほどの人気大学、人気学部でなければ5年以上前の過去問を高い金額を出してまで購入する方はいません。基本的には掲載年数の二倍までにしておきます
 例)中央大学 理工学部 2018年 最近3か年の場合には2015年のものまで
 ※掲載年数が変動する大学もありますので注意


 3.基本は人気=偏差値=受験者数 です。学部によって高いなど例外もありますが、それはその時サーチして確認します。基本文系はだめです


赤本は出品する時期が非常に大事です。
私大であれば、10月~1月 国立大であれば 10月~2月の時期に販売出来る状態にします。
また、該当年度(上記中央大学のものだと2015年のもの)を販売。2016年のものも状況により販売出来ますが高値で売れるのは翌年になるため
ただし、2015年のものは確実に売り切る必要がある。



⑥ドラマ化、映画化、アニメ化など話題商品


・メディア化する予定があるもの・二期放送が期待出来るもの、映画化するもの
・例)最近で言うと「あなたのことはそれほど」や「魔法陣グルグル」
・適当価格での販売期間:0日~10日
・販売適応時期:公開開始、放送開始後2週間後~1か月後


とにかくすぐ売れます。回転本の何倍もの速さで売れます。ただし、売れるようになってから仕入れようとしても遅いです。


私は制作発表があった時から仕入れ始めます。Amazonの出品物も徐々に刈り取りします。
この商品群についてはまた別記事で書かせていただく予定ですが、この商品群はAmazonだけではなくフリマアプリも併用したほうがいいでしょう。もちろん、併売禁止のアプリもありますのでそこは注意が必要です。


今期でいいますと


最遊記RELOAD BLAST: 1 (ZERO-SUMコミックス)

今期アニメ化があり且つ過去作品の「最遊記」「最遊記外伝」「最遊記RELOAD」などは出版から何年もたっているため、ほとんど108円で買いそろえることが出来ました。
大分落ち着きましたが現在もまだ、セット販売も可能です。



かなり長くなってしまいましたが商品を分けるとこの6つくらいになりますでしょうか。
私は
①はランキング無視(どうせ高い)
②はランキング重視
③はランキングは参考程度
④はランキング無視。過去販売実績重視
⑤はランキング参考にし過去販売実績から判断
⑥はランキング無視。そもそもサーチしない
で判断しています。


仕入れ基準として価格は重要です。最重要項目です
ランキングは、あくまで販売実績のある書籍を確認するための指標でしかないのですがこちらも②のような「今が売り時」を逃さないためにも必要なものだと考えます。


売り時を考えながら仕入れをしてみると色々と売り方を考えることにもなります。
偉そうな話ですが「売れた」よりも「売った」という感覚でせどりが出来ればいいかなと考えています。



かなりの長文を見て頂きありがとうございました